制度解説 — 医療インバウンドの公的枠組み

AMTAC認証と医療渡航支援企業 — 制度を正しく知る

医療渡航支援企業(AMTAC認証)は、Medical Excellence JAPANが運用する渡航支援企業向けの任意認証です。要件・現況・身元保証機関やJIHとの関係を、公表資料ベースで整理します。先にお伝えすると、当社はAMTAC認証企業ではありません — 旅行業を前提とする渡航支援と、当社の集患マーケティングは制度上も業務上も別物です。この違いを正確に知ることが、貴院がパートナーを選ぶ最初の判断材料になります。

公表資料ベースの制度解説 当社はAMTAC認証企業ではありません 韓国政府登録の誘致事業者 成果報酬20%のみ
google.com
当社制作の医院ページ · Google検索 organic #1 + AI Overview引用
当社が制作した医院ページが海外Googleの英語検索で上位のorganic結果となり、AI Overviewにも引用されている画面
gemini.google.com
画面は韓国語での質問に対するGeminiの回答例 — 担当医院を最初に名前を挙げて推薦
Geminiが HEIM GLOBAL 担当の医院を推薦リストの最初に挙げた回答画面(韓国語での質問例)
4+2

AMTAC正認証4社・準認証2社(2024年11月時点・MEJ公表)

認証企業は
まだ一桁

渡航支援 = AMTAC受け入れ側 = JIH集患 = マーケティング会社

制度の役割分担を正しく知ることが、パートナー選びの出発点です

3つの枠組みの
役割分担

韓国政府登録

当社は韓国の外国人患者誘致法に基づく登録事業者(AMTACではありません)

当社の
制度上の立場

医療渡航支援企業(AMTAC)とは何ですか?

医療渡航支援企業とは、海外から日本への医療渡航 — 治療や精密健診を目的とした来日 — を患者側で支援する企業のことです。業務の中身は、渡航・滞在の手配、医療滞在ビザに関わる身元保証、医療通訳の手配、医療費の支払い管理などで、旅行業に近い実務が中心になります。

このうち、一定の要件を満たした事業者を認証する制度がAMTAC(認証医療渡航支援企業)で、経済産業省の支援を受けて設立された一般社団法人Medical Excellence JAPAN(MEJ)が運用しています。国家資格や許認可ではなく任意の認証ですが、政府の健康・医療戦略に連なる公的性格の強い枠組みであり、日本の医療インバウンド制度を語るうえで基準点になる存在です。

2024年度の実績では、MEJ加盟医療機関経由の渡航受診者2,099名に対し、医療渡航支援企業経由の渡航受診者は9,552名。ビザを伴う渡航型患者の流入経路として、支援企業が実務の主役であることが数字にも表れています。

2024年度の渡航受診者は、MEJ加盟医療機関経由2,099名に対し、医療渡航支援企業経由9,552名。国籍は中国が大多数を占めます。
— 出典: Medical Excellence JAPAN — 2024年度 渡航受診者実績の公表資料

AMTAC認証の要件と現況 — 数字で整理します

MEJの公表資料によれば、AMTAC認証の主な要件は次の3つです。いずれも「渡航手配を業として行う企業」を前提にした構成で、広告代理店やマーケティング会社を対象にした制度ではないことが要件から読み取れます。

  1. 要件1 — 旅行業の登録 渡航・滞在手配を業として行うための法的基盤。この時点で、渡航手配を行わない事業者は対象外になります。
  2. 要件2 — 年平均150名以上の国際患者支援実績 実績ゼロからは取得できない、事後認証型の要件です。
  3. 要件3 — JIH3医療機関以上からの推薦 受け入れ側の医療機関からの信頼を要件化したものです。
枠組み対象役割現況(2024年11月時点)
AMTAC(認証医療渡航支援企業)企業(渡航支援)渡航手配・身元保証・通訳・支払管理正認証4社・準認証2社
JIH(Japan International Hospitals)医療機関外国人患者の受け入れに適した病院としてMEJが推奨43医療機関
身元保証機関(医療滞在ビザ)企業・団体医療滞在ビザ発給に必要な身元保証登録183件
集患マーケティング会社(当社の領域)企業(集患・応対)検索・AI検索の露出構築、多言語応対、予約、精算認証制度なし — 実績と契約条件で判断する領域
AMTAC認証は正認証4社・準認証2社、JIH推奨は43医療機関、身元保証機関の登録は183件(2024年11月時点)。
— 出典: Medical Excellence JAPAN — AMTAC認証制度 / トラベルボイス — 医療インバウンドの最新事情

参考までに、医療滞在ビザの発給国籍は2023年時点で中国が約65%、ベトナムが約30%を占めます。渡航型医療インバウンドの現在の主戦場が中華圏・東南アジアであることは、制度の数字からも確認できます。市場全体の規模感は市場規模の解説ページで、政府統計ベースで整理しています。

当社はAMTAC認証企業ではありません — では何の会社ですか?

ここははっきり書きます。HEIM GLOBALはAMTAC認証を取得していませんし、取得の対象でもありません。AMTACは旅行業登録を前提とする渡航支援企業向けの認証であり、当社は渡航手配・身元保証・医療通訳の手配を業としていないためです。「AMTAC認証取得」を名乗る集患マーケティング会社があるとすれば、制度の対象を誤解しているか、誤解を招く表示です。

当社の制度上の立場は別の場所にあります。韓国には「医療海外進出及び外国人患者誘致支援に関する法律」に基づく外国人患者誘致事業者の政府登録制度があり、当社はこの登録事業者です。日本のAMTACが任意認証であるのに対し、韓国の誘致事業は登録が法的義務 — 無登録での誘致行為は法律違反になります。年間約49万人の外国人患者を受け入れる韓国市場で、登録事業者として集患・応対・精算を実運用してきたことが、当社の実績の土台です。

業務の重なりを整理すると、次のようになります。渡航支援企業が担うのは「来ることが決まった患者」の渡航実務です。当社が担うのは、その手前 — 患者がまだ検索し、AIに質問している段階で貴院が見つかり、母国語の相談から予約までつながる構造をつくることです。ソウルの皮膚科2院では、この構造の運用で担当外国人売上+200%・+186%を実測しています(当社CRM集計・診療科・地域・競合状況により結果には差があります)。

そして、美容医療のインバウンドに限れば、渡航支援の出番はそもそも多くありません。訪日外国人は2025年に約4,268万人と過去最高を更新しており、美容クリニックに来院する外国人患者の主流は、医療滞在ビザではなく無ビザの短期観光客です。ビザも身元保証も発生しない患者層に対しては、渡航支援ではなく集患と応対の体制が成果を左右します。一方、精密健診・重症治療の渡航型患者を扱う場合は、渡航支援企業・身元保証機関との連携が有効で、当社は非独占契約のため併用にも制約がありません。

パートナー選びの全体地図 — 渡航支援・SNS運用・多言語サイト制作・LLMO業者のどこに何を頼むべきか — は代理店の選び方の解説ページで扱っています。当社の費用は、貴院が委託した患者ラインの売上に対する成果報酬20%のみ(初期費用0円・月額0円)。料率の根拠と精算構造は料金ページで開示しています。

クリニックはこの制度をどう活用すべきですか?

制度を知ることの実益は、「誰に何を頼むか」の切り分けが速くなることです。判断の目安を患者層別に整理します。

患者層ビザ必要な支援頼む先
重症治療・長期入院の渡航型患者医療滞在ビザ身元保証・渡航手配・支払管理・医療通訳医療渡航支援企業(AMTAC認証企業を含む)・身元保証機関
精密健診(人間ドック)の富裕層医療滞在ビザまたは短期滞在渡航手配+事前の情報接点づくり渡航支援企業と集患会社の併用が現実的
美容医療の短期観光客(主流)無ビザ・短期滞在検索・AI検索での露出、母国語相談、予約、決済設計集患マーケティング会社(当社の領域)

もう一つの実益は、行政の方向性が読めることです。経済産業省の検討会は2025年6月の中間とりまとめで、医療機関がマーケティング戦略の策定や民間事業者とのパートナーシップ構築を進められるよう伴走支援を行う方針を示しました。渡航支援(AMTAC)に加えて、集患・マーケティング領域での民間連携が公的に想定される局面に入っています。受け入れ体制の整備状況(実績あり54.6%・整備完了3.9%)とあわせて、受け入れ体制の解説ページで詳述しています。

医療機関に対し、マーケティング戦略の策定や民間事業者とのパートナーシップ構築への伴走支援を実施する方針が示されています。
— 出典: 経済産業省 医療インバウンドの適切な推進の在り方に関する検討会 中間とりまとめ(2025年6月)

よくいただくご質問

医療渡航支援企業・AMTACのFAQ

Medical Excellence JAPAN(MEJ)が運用する認証制度で、海外から日本への医療渡航を支援する企業のうち、一定の要件を満たした事業者を「認証医療渡航支援企業(AMTAC)」として認証するものです。支援の中身は、渡航手配・医療滞在ビザに関わる身元保証・通訳手配・医療費の支払い管理など、患者側の渡航実務が中心です。法律上の許認可ではなく、任意の認証制度です。

MEJの公表資料によれば、主な要件は3つです。①旅行業の登録を有すること、②年平均150名以上の国際患者の支援実績があること、③JIH(Japan International Hospitals)推奨病院3医療機関以上からの推薦があることです。渡航手配を業として行う前提の要件構成になっており、マーケティング会社や広告代理店を対象にした制度ではありません。

2024年11月時点の報道によれば、正認証4社・準認証2社です。あわせて、JIH(外国人患者の受け入れに適した病院としてMEJが推奨する医療機関)は43医療機関、医療滞在ビザの身元保証機関の登録は183件とされています。認証企業数が一桁である一方で身元保証機関が183件あることからも、渡航支援の実務は認証の有無にかかわらず広く行われていることが分かります。

JIH(Japan International Hospitals)は、外国人患者の受け入れに適した病院としてMEJが「日本国際病院」に推奨する医療機関の枠組みで、2024年11月時点で43医療機関が対象です。AMTACが「企業側」の認証であるのに対し、JIHは「医療機関側」の推奨制度です。AMTAC認証の要件にJIH3医療機関以上の推薦が含まれており、両制度は相互に連動しています。

いいえ、当社はAMTAC認証を取得していません。AMTACは旅行業登録を前提とする渡航支援企業向けの認証で、当社のような集患マーケティング会社は制度の対象ではありません。当社は、韓国の「医療海外進出及び外国人患者誘致支援に関する法律」に基づき韓国政府(保健福祉部系列機関)に登録された外国人患者誘致事業者として、検索・AI検索の集患資産構築、24時間多言語応対、CRM基準の精算を行う会社です。制度上の立ち位置が異なるため、比較ではなく役割分担の関係にあります。

患者層によります。医療滞在ビザを使う中長期の渡航型患者(重症治療・精密健診など)が対象なら、身元保証・渡航手配を担う医療渡航支援企業や身元保証機関の枠組みが有効です。一方、美容医療のインバウンドは無ビザの短期観光客が主流で、ビザも身元保証も発生しないケースが大半です。この層の課題は渡航手配ではなく、「検索・AI検索で見つかること」と「母国語での問い合わせ対応」にあります。

併用できます。役割が重ならないためです。渡航支援企業は患者の渡航実務(ビザ・身元保証・通訳・支払管理)を、当社のような集患会社は患者との最初の接点(検索露出・AI引用・相談応対・予約)を担います。当社は非独占契約のため、渡航支援企業・国内の広告会社・他のマーケティング会社との併用に制約はありません。

医療滞在ビザの発給には、登録された身元保証機関による身元保証が必要で、この登録は2024年11月時点で183件です。2023年の医療滞在ビザ発給は国籍別で中国が約65%、ベトナムが約30%を占めます。また2024年度の実績では、MEJ加盟医療機関経由の渡航受診者2,099名に対し、医療渡航支援企業経由は9,552名で、渡航型患者の流入経路として支援企業の存在感が大きいことが公表されています。

当社の費用は、貴院が当社に委託した患者ラインの売上(貴院CRM基準の実決済額)に対して成果報酬20%のみです。初期費用0円・月額固定費0円・非独占・中途解約自由・違約金なし。渡航支援企業のような渡航手配料・身元保証料は当社の業務範囲外のため発生しません。ラインの構成と算定ベースは、無料診断・ご相談時に貴院の状況に合わせて設計します。

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